Jalan Sriwijaya | Garuda 98998 洗練された極上ローファー

Jalan Sriwijaya(ジャラン スリウァヤ)は、インドネシア発のシューズブランド。
ヨーロッパの靴作りを徹底的に学んだ職人たちが、「世界に通用する本格靴」を目指し生み出された。
独自に進化した製法と、世界中の厳選された素材を用いて生み出される高級革靴は、ビジネスをはじめカジュアルファッションシーンにも浸透しています。

その中でも、【Garuda 98998】はブランドを代表するローファーとして、登場以来アップデートを繰り返しながら長年にわたり高い評価を受けファンを増やしてます。

Design - デザイン

王道フレンチスタイルローファー

幾度となくサンプルを作成し、ステッチの糸の選定、縫いの角度やカーブの調整に至るまで、細部に徹底的にこだわり抜きました。
世に送り出されるまでに、制作者の美意識とこだわりがとことん追求、凝縮されています。
シンプルでクラシック、だからこそデザイン・ディテールを突き詰め、完成度を高めた無駄のない美しいローファーです。

デザインのベースにはフレンチローファースタイルのミニマルなシルエットを採用。
モカ縫いの美しい立ち上がりを実現するため、手作業で革を薄く漉き、丁寧に接着、立体的に仕上げました。さらに、モカ縫いとサドル部分を縫い合わせる補強ステッチには、小さなコの字型を施し、全体のバランスを崩さぬよう配慮しました。

デザインを描くことは容易ですが、それを形にするために、そして細かな意匠は職人の高度な技術を要します。
ローファーの顔とも言えるサドルの窓には、クラシックな「カモメ型」を採用。小さすぎず、大きすぎず、絶妙なバランスを追求しています。余計な主張をしない、いかにシンプルに美しく見せるかを突き詰めた結果が「Garuda 98998」です。

Last - ラスト

ローファーのための木型

Jalan Sriwijayaが市場で注目を集めるにつれ、シューズブランドとしての多様性を求める声が高まりました。こうした要望やトレンドを受け、開発に着手したのがローファーのための専用木型「18045」です。日本人の足の形状を基に、快適性、フィット感、そして美しいフォルムを追求し、改良を重ねた末に完成。こうして誕生したのが、初代ローファー「98589」でした。

当時、その価格・品質・デザインが市場に与えたインパクトは計り知れないものでした。
時を経て、ブランドデビューから20周年を迎える少し前、日本人の足型も時代の流れとともに徐々に変化してきました。この変化に対応するため、多くのリピーターやファンに支持されていたローファー「98589」の改良を決断します。

「そのままで十分ではないか」という意見も社内にはありました。しかし、より時代に即した一足を提供したいという想いから、木型と型紙の見直しに着手。現代の足型は細く、薄くなっている傾向があり、紐のないローファーだからこそ、より緻密なフィッティングが求められます。そこで、木型「18045」のカカトを一回り小さくし、甲やヴァンプ周辺を薄くするなど、ミリ単位での調整を繰り返しました。また、それに合わせて型紙も見直し、新たに誕生したのが「98998」です。

そして20周年を記念し、モデル名にはインドネシアの国章にも描かれている神鳥「Garuda」を冠しました。
「Garuda 98998」は、土踏まずの程よいフィット感、ヴァンプのしっかりとした抑え、そしてカカトの確かなホールド感を兼ね備えた、極上のローファーへと進化を遂げました。

Leather - 素材

世界中から厳選したレザーを調達

Jalan Sriwijayaを語る上で欠かせないのが、使用するレザー素材へのこだわりです。常に最高品質の素材を厳選し、決して妥協しない姿勢こそが、多くの支持を集める理由の一つとなっています。世界的に名高いフランス、ドイツ、イタリアの名門タンナーをはじめ、英国のスエードやアメリカのオイルドレザーなど、それぞれの素材が持つ特性を最大限に引き出せる最適なタンナーを選定し、調達を行っています。

Garudaシリーズはバリエーションも豊富。中でも最も人気を誇るのが、CALFレザーのブラック。そのほか、深みのあるブラウン系、シボ型押しのグレインレザー、さらにはオンライン限定のCHROMEXCELオイルドレザーなど、多彩なラインナップを展開しています。

また、Jalan Sriwijayaはアウトソールの選定にも徹底的にこだわっています。しなやかで上質なレザーソールをはじめ、英国製ダイナイトソール、イタリア製ビブラムソールなど、実用性とファッション性の両面を考慮した多様な選択肢を用意し、様々なシーンに対応できる一足へと仕上げています。

Styling - スタイリング

Garuda98998のローファーは、スーツスタイルからカジュアルまで幅広く活躍する万能なアイテム。

スーツスタイルにもローファーは相性抜群。紐靴に比べてすっきりとした足元が、軽快で洗練された印象を演出します。シャープなストライプのスーツには、素材感のあるグレインレザーを合わせるのもおすすめ。その際は、靴下を主張しすぎないソリッドなブラックやネイビーでまとめると、バランスが取れます。

カジュアルなセットアップやジャケパンスタイルには、定番のカーフレザーが好相性。シーンに合わせて、靴下の素材やカラーで遊びを取り入れるのも楽しいポイントです。たとえば、印象的な真っ赤な靴下を差し色にするのも粋な演出。足元のコーディネート次第で、スタイルの幅がぐっと広がります。

存在感のある太めのカーゴパンツとも相性抜群。ボリュームのあるシルエットに埋もれずに、自然に馴染むのがGaruda98998の魅力。カジュアルだからといってスニーカー一択ではなく、あえて革靴を合わせることで、ワンランク上の大人なスタイルが完成します。

ポイントはGarudaのラウンドトゥ。程よく丸みを帯びたフォルムが、カジュアルアイテムともよくマッチし、こなれた雰囲気をプラスしてくれます。