George Henry Bass氏は自身の名を冠した靴会社をメイン州に設立したのは1876年。
“可能な限り最高の靴をつくる” その想いを大切に、地元の農家や森で働く人のために丈夫なデザインの靴を作りあげました。
タフで信頼できる靴を必要としている人々のために、実用的な靴を作る事で自身の名を冠したG.H.BASSは、パイロットのチャールズA.リンドバーグ、ゴルファーのボビージョーンズ、米陸軍人などに好まれました。

G.H.BASSにターニングポイントが訪れたのは1936年。それはアイコンとなる「Bass Weejuns」の誕生でした。
Weejunsはノルウェーで広く浸透していた「野外で気楽に履ける」という伝統的スリッパスタイルのモカシンがソースとなり誕生しました。

1930年代後半からG.H.BASSのWeejunsはファッション史に大きな形跡を残すことになります。
現代ファッションに欠かせないアイビールックの誕生です。アイビールックはアメリカの正統派ファッション、スタイルで、おしゃれを楽しむアイビーリーグの学生たちがこぞって取り入れたファッションで、キャンパスでよくみられるようになりました。
そのファッションの定番といえば、紺ブレにボタンダウンシャツ、コットンパンツ、ローファーの組み合わせで、学生たちは公衆電話用の10セント硬貨を靴のフロントスロットに入れていたことからペニーローファーが誕生したと言われています。
※アイビーリーグ（Ivy League）とは、アメリカ合衆国北東部にある8つの私立大学の総称。

G.H.BASSのEUマーケティングマネージャーであるCyril氏は「G.H.BASSのローファーはカジュアルウェアとフォーマルウェアの境界にあって、どの年齢層、どのファッションシーンでも活躍する、まさに現代ファッションにおける必需品でしょう。」と。